人が誰かと何かを約束する時、それは未来に何かが行われることを指している。つまり、今はまだ行われていないことである。
今の時点で行われてもいないことを、未来において行うというのは、口から出たもので、その具体的な内容も相手に通知されている。
一方、その約束の相手方は、その未来において何かを宣言する当事者自身を、
信じる
から、約束をする。それが契約である。
ところが、約束や契約というものは、未来において行うという約束内容そのものを信じてはいない。何故なら、もし約束が守られない時にはペナルティがある。もし信じているなら罰はいらないことからも明らかである。
では、何を信じているのか?つまり、約束や契約が結ばれる上で最低限必要なことは何か?
それは、その人物自身を信じられるかどうかで決まる。そもそも信頼関係が無いもの同士なら、約束など元からしない。契約なんぞもってのほか。会話の相手にすらしない。
それどころか、人として取り扱う価値すら無いと考えるだろう。
